12月:シンクタンクMでのインターンシップ


11月に登録したリクルートナビで、毎日1件はプレエントリーするという目標を掲げて少しずつプレエントリーをしていきました。検索のキーワードは「博士」です。11月頃は、このキーワードで80社程度がひかかりました。もっとも、すべてが博士も募集の対象に含めていると明確に言っているわけではなく、博士号の取得を奨励しているとか、国内外の博士課程への留学ができるとか、何々博士が創業したとかそのようなものも含まれます。実際に博士課程も採用対象にしていると明言していたのは、当時20社程度だったでしょうか。化学系、医薬系メーカー、シンクタンク、コンサルタントに多かったような気がします。

東京にあるシンクタンクMは、名前をよく聞いていたこともあり、どんなところだろうと興味はありました。プレエントリーのときに12月初旬に2週間行われるインターンシップへの参加希望も聞かれ、とりあえずいくつかの質問に答え、申し込みをしておきました。

11月の終わり頃、インターンシップに関しての質問票がメールで送られてきました。質問票への答えを見て、インターンシップの受入の可否を決めるとのことでした。インターンシップは一度、会社を見ておくよい機会です。参加すれば当時抱いていた就職活動に対する不安も若干緩和されるかもしれません。ぜひインターンシップに参加したいと思いました。

質問票の内容は、自己PR、シンクタンクへのイメージ、最近の出来事で関心をもったこととそれに対する考え、そしてインターンシップで携わる可能性のある業務がいくつか挙げられ、それらについて携わることができるかどうかというものでした。 自己PRに関しては正直困惑しました。この年(当時26歳)にもなって、自分の強みが何であるのかということについてほとんど考えずに来てしまっていたからです。とりあえず質問票を埋めてみましたが、それで大丈夫か不安でした。そこで、その年に自由応募で就職活動をしていた修士の後輩Mに質問票を添削してもらうことにしました。私の書いたものはとりあえずダメだしを食らいました。そして彼に自己分析の仕方を教えてもらいました(詳細は、「就職活動の進め方」にて)。そして夜遅くまでかかって自己分析して書き上げた質問票を再び後輩に見てもらい、大丈夫だと思うという言葉をもらい、送信しました。結果は合格。12月の半ばからインターンシップに参加することになりました。

インターンシップは、エネルギー関係の部署で過ごしました。インターンシップの学生には指導者役の研究員が一人つきます。私にも研究員の方がついてくれました。その研究者の方は褒めながら仕事をさせるという感じの方で、2週間気持ち良く与えられた仕事をこなすことができましたし、まかされた仕事を無事に終了させることができたので、社会に出てもやっていけるかなという自信も少しつきました。

私がいた部署は、ちょうど大学の研究室の居室みたいな雰囲気であまり違和感を覚えることはありませんでした。ただ、私がインターンシッププログラムに参加したときは、年末ということで、納期がいろいろとせまっている人が多かったらしく、休憩時間以外は、みなさん黙々と仕事をしているという感じでした。静かな部屋でパソコンのキーをカタカタ打つ音だけが聞こえているという感じです。私はせっかくのインターンシップの機会でもありましたし、自分から昼食についていったりもしました。最終日の方になってからは、指導者役の方が部署の方々との昼食を設定してくれたりと、とてもありがたかったのを覚えております。

インターンシップにおいては、2週間という短い期間であったこともありシンクタンクの仕事について断片的にしか体験することができなかったのですが、そのシンクタンクでどんな人が働いているのか、職場の雰囲気は自分がやっていけそうな雰囲気であるかということは十分肌で感じられたと思います。また、大学の研究以外のことをやってみるということは新鮮な体験でした。インターンシップが採用に結びついているかどうかにかかわらず、もしも興味のある業界があったら、ぜひ参加してみるべきではないかなと思いました。ちなみにシンクタンクMのインターンシップの場合、私が参加した年は応募が570人程度あり、実際にインターンの参加した人数は、30名程度だったそうです。そしてその前の年も同数の参加者があったのですが、インターン経験者のうちの採用数は2名(全採用者数20名弱)だったそうです。

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