第3回アンケート調査 「進路を考える上での環境」


項目8「進路を考えるときに相談にのってもらった人」、項目9「進路を考える上で役に立ったもの」の結果をそれぞれ図15、図16に示します。

図15:進路を考えるときに相談にのってもらった人

図16:進路を考える上で役に立ったもの

進路を考えるときに相談にのってもらった人としては、「指導教員」を挙げている人が多いです。そして、傾向としてですが企業に就職した方の場合は「企業に勤めている先輩・同期・友人」を挙げている人が多く、アカデミックに就職している人の場合は「アカデミック分野にいる同期・先輩」を挙げている人の割合が多いという特徴があります。これは、どうも、企業に就職した人の場合は、元々企業に就職しようと思って企業に勤めている人に相談をしようと考えているのであり、アカデミックに就職した人の場合は元々アカデミックに就職しようと思って相談者を選んでいるのではないかと考えられます。

また、進路を考える上で役に立った情報としては、相談にのってもらった人からの助言を挙げている人の割合が高いです。そして具体的に誰からの助言が役に立ったのかとも聞いているのですが、アカデミックに行かれた方の場合は指導教員以外の研究室のスタッフ、アカデミック分野の研究室外の研究者を挙げる方が多く、企業に就職された方の場合は、企業に勤めている人を挙げた割合が高かったです。指導教員からの助言が役に立ったと回答している人は今回の回答者の中にはほとんどいませんでした。アンケート後にさらに回答者の方々に質問をさせていただいているのですが、その中で、どうも指導教員には相談をするというよりは、指導教員には自分の決定(企業にいきたい、アカデミックに行きたいなど)についての承諾を求めにくるだけというケースが多いのではないかという意見がありました。

また、企業就職をされた方の場合は、進路について相談をした相手として「研究室の学生」、「同じ専攻の学生」、「アカデミック分野の先輩・同輩」、「家族・恋人」「大学の就職関連の部署」でも割合としては高く、アカデミック就職をされた方に対して、比較的多くの方に相談をしている様子も伝わってきます。

進路を考える上で役に立った情報としては、さらに「研究室出身者の過去の進路情報」を挙げている方の割合が特に企業就職者の場合でたかったです。詳しくは聞いていないのですが、これは自分の研究室出身者で博士課程修了後に企業就職をしたものがいて安心をしたという類のものなのかもしれません。

項目10「博士課程時代の研究室の同期・先輩の進路」についてですが、図17のようになりました。アカデミック就職者の場合も企業就職者の場合も、アカデミック分野に進んだ人の方が多い研究室に所属していたことがわかります。

図17:博士課程時代の研究室の同期・先輩の進路



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