第2回アンケート調査

20. まとめ


今回のアンケートは全部をまとめるのに時間がかかってしまい申し訳ありませんでした。前回と比べてアンケート項目を増やしてしまったことや処理する量が多かったことが問題になりました。今回のアンケート調査は、産学金連携センターに協力する形でおこなったのですが、アンケート終了後に「博士の生き方」経由で質問に答えてくださった方からの回答ということで生データを渡されてしばらく呆然としておりました。今後の課題として、アンケートに回答してくださった時点で自動的に集計できるようにしておかないといけないなとは感じております。

今回のアンケートは、個人的には、博士課程に在学されている方やポスドクの方がどういった動機や目標があって博士課程に進学してきたのか、就職に関して現在何が障害になっているのかといったことについてうかがい、今後の「博士の生き方」の方向性について考えたいと思っておりました。

アンケート調査を通して思ったのは、博士課程の学生さんやポスドクの方々に、社会と係ることに自信をなくしてしまっている方が多いのかなということと、自分自身の将来像について描けていない方が多いということです。

自分自身の将来像について描けていないということに関しては、私も同じなのですが、自分自身の現状を見つめてみて、長期的な視野にたって、自分自身の目標を設定して、それに向かって最大限の努力をはらってこなかったことについて後悔があることはあります。

例えば、将来、研究で身を立てたいと思う場合、恐らく研究ができるかできないかといった能力以外の能力も必要でしょう。自分がどんなテーマを選ぶのかどんな研究室を選ぶのかも重要でしょうし、ある程度の事務処理能力や、愛嬌といったものも必要になってくるかもしれません。自分の目標を達成するために、何が必要なのか、自分自身で考えたり、調査したり、人に意見を求めたりということも必要でしょう。研究で忙しいとは思うのですが、自分の将来を考える機会をぜひ設けてほしいと思っています。

多分、目標はより早い時期にもつほど、エラーが出たときの修正も早くできるのではないかと思います。高校時代における文系・理系クラスの選択、大学の学部・学科の選択、大学4年生での研究室の選択、修士課程で大学や研究室を変えるのかどうか、博士課程で研究内容を変えるのかどうか、企業に就職するのか(どのような職種を選ぶのか)、アカデミックに残るのかなどなど。そのときどきでいきあたりばったりや直感で対応をするよりも、事前に自分はどうしたいのか具体的に対応を詰めていたほうがより満足のいく結果を得ることも可能なのではないかと考えます(過去の自分への反省もこめて)。

普段、生活をしていて、友人などと夢や目標といったものをまじめに話し合うという機会はあまりないのではないかと思います。これまで、基本的に企業就職というものをメインにサイト運営に取り組んでまいりましたが、はじめに企業就職ありきで話を進めるべきではなく、それ以前に、自分は何になりたいのか、自分はこれからどうありたいのかといったことをまずは考えていくことが必要なのではないかと考えています。

これから、「博士の生き方」においても、ネット上ではなくてオフで、そういったお互いに目標を見つけたり、博士の学生やポスドクの方々が相互に目標の実現に向かって意欲を高めあっていける場を作れたらいいなと考えております。もちろん、私が考えている「場」は閉じたものではなくて、社会に対して開かれたものとしたいと考えております。

アンケートにご協力いただき本当にありがとうございました。今回のアンケート結果を無駄にはいたしません。



前のページへ
第2回アンケート調査トップページに戻る