第2回アンケート調査

11-16. インターンシップ関連の質問事項


11-16のインターンシップに関連した質問はまとめて示したいと思います。はじめに、設問11の「インターンシップに参加したことがありますか?」から示していきたいと思います。

図11:インターンシップに参加したことはありますか?

工学系においては、参加したことがあるとこたえている人の割合が多いことがわかりますが、そのほかにおいては、「参加したかったが、機会を逸した」「関心がない」という反応が多いことがわかります。

とりあえず、図11についての評価はひとまずおいておいて、では、インターンシップに参加した人たちに回答していただいた設問にうつりたいと思います。

では、設問12の「インターンシップに参加しようとした動機を教えてください(もっとも強い動機を一つ)」にうつります。以下の設問では、インターンシップを受けた方の人数があまりに少ないので、理学系とか工学系といった細かい分け方はせずに、「博士の生き方」回答者全体と調査全体の比較を述べるにとどめておきます。

図12:インターンシップに参加しようとした動機を教えてください(もっとも強い動機を一つ挙げてください)

「自分の興味のある業界・仕事を体験してみたかった」「会社の仕組みを知る上で役に立つと思った」という理由で参加されている方が多いことがわかります。また、調査全体においては指導教官に薦められてという回答を寄せているのも注目できることかと思います。

では、設問13「インターンシップで参加した職種は何ですか」、設問14「インターンシップの評価をお聞かせください」、設問15「インターンシップの参加が進路に影響しましたか?」について連続して記したいと思います。

図13:インターンシップに参加した職種は何ですか?

図14:インターンシップの評価をお聞かせください

図15:インターンシップの参加が進路に影響を与えましたか?

まず、設問12の参加動機について「自分の興味のある業界・仕事を体験してみたかった」「会社の仕組みを知る上で役に立つと思った」といった動機で参加される方が多く、設問13から、「研究開発」「生産技術」といった技術系の職にインターンで参加した方が多かったことがわかります。インターンシップで参加した職としては、事務系やシンクタンクといった職に行っている方もおり、ある程度の職業選択において幅広く考えている方もいることがわかります。

設問14から、インターンシップに関しての評価はそれほど悪いものではないのですが、設問15からそれでは、インターンシップが進路に影響を与えるものであったかと問われるとそれほどでもなかったという考えをもっている方がおおいようです。現状のインターンシップはせいぜい2週間から長くて1ヶ月程度であり、かつ半分お客様扱いをされるという状況が多い中では、なかなか人生にインパクトを与えるというほどにはならないのかもしれません。

私の場合は、大学4年生のときの母校での教育実習をある意味インターンシップであったと考えると、ドクター二年のときのシンクタンクのインターンシップを含めて二回インターンシップを経験しております。教育実習の後は、研究に行き詰ったときなど、高校の先生になるのもいいかなとふと思ったりと後々まで影響を及ぼしましたが、シンクタンクでのインターンシップは、人との出会いもあり、今振り返ると有意義なものでありましたが、インターンシップを受けたときには、それほど自分の人生に大きな影響を及ぼすものではなかったように思います。

ドクターレベルでの長期(半年から1年くらい)のインターンシップというのが、推奨されるようなときがくることも考えられるのですが、私としては、インターンシップによって、かなり長期間研究が停止してしまうデメリットは無視できないのではないだろうかと考えております。

最終的に一つの学位論文にまとめられるような範囲での、他所の研究室への留学や、企業との共同研究などができると一番よいのではなかろうかと考えております。

最後に蛇足となりますが、設問16「就職活動支援機関として各地域で展開されている若者雇用のためのワンストップサービスセンタ(ジョブカフェ)があります。興味をお持ちですか?」についても示しておきます。

図16:就職活動支援機関として各地域で展開されている若者雇用のためのワンストップサービスセンタ(ジョブカフェ)があります。興味をお持ちですか?

私自身は、あまり興味がありませんでしたし、産学金連携センターからこの設問を加えたいといわれてはじめて存在を認識しました。現在は、博士やポスドクの方の就業支援の一つの形態として興味をもっているというよりは、ジョブカフェの本来の設立の目的であるフリーターやニートの雇用対策の一環としては興味をもっております。ジョブカフェは、話によると、国から各都道府県が委託を受けて、人材紹介会社などに、運営をまかせており、運営母体によって若干特色が異なるようです。将来的にどのような方針になるのかはわかりませんが、現状では中卒・高卒のフリータやニートが対象であり、博士やポスドクは対象とはならないようです(もちろん、研究開発といった仕事を探すのでなければ対応をしてくれるのかもしれませんが)。ただ、私が知っているところの場合は、就職の紹介はしてはくれませんが、ちょっとしたカウンセリングや面接でのマナーのようなことを教えてはくれるようです。

「博士の生き方」全体「博士の生き方」理学系「博士の生き方」工学系「博士の生き方」学生「博士の生き方」ポスドクアンケート調査全体
複数回ある1101012
一度ある7257082
参加したかったが機会を逸した20173128240
関心がない16133124267
知らなかった1210156228
総数5746103619845

表11: インターンシップに参加したことはありますか?

「博士の生き方」全体アンケート調査全体
就職に有利になると思った14
自分の興味のある業界・仕事を体験してみたかった823
会社の仕事を知る上で役に立つと思った929
自分の専門を生かせる仕事を見極める36
ただなんとなく参加した24
何か新しいスキルが身につくと思った14
これからの研究の動機付けになると思った13
指導教官に勧められた012
その他08
総数2593

表12: インターンシップに参加しようとした動機を教えてください(もっとも強い動機を一つ挙げてください)

※実際にはインターンシップには参加していないが、参加したかったという方も回答をよこしており、設問13以下と「博士の生き方」全体に関しては、総数があわなくなっている。

「博士の生き方」全体アンケート調査全体
研究開発職251
生産技術職527
事務系・営業系職種14
シンクタンク・コンサルタント13
行政職03
その他05
総数993

表13: インターンシップで参加した職種は何でしたか?

「博士の生き方」全体アンケート調査全体
よい経験になった676
期待したほどの意味はなかった214
よい印象を持ってはいない13
総数993

表14: インターンシップの評価をお聞かせください

「博士の生き方」全体アンケート調査全体
大いに影響した116
若干影響した338
影響はなかった539
総数993

表15: インターンシップの参加は進路に影響を与えましたか?

「博士の生き方」全体アンケート調査全体
興味がありすでに情報を入手している112
興味はあるがよくは知らない40505
関心がない13272
総数54789

表16: 就職支援機関として各地域で展開されている若者雇用のためのワンストップサービスセンター(ジョブカフェ)があります。興味をお持ちですか?



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