第2回アンケート調査

9. 就職活動を経験された方へ:就職活動において活用されたサービスを挙げてください


まずは結果のグラフを示したいと思います。

図9:就職活動を経験された方へ:就職活動において活用されたサービスを挙げてください(複数回答可)

結果を見るとそうだろうなという内容になっております。特徴としては、属性の別を問わず、求人サイト・求人広告誌などで仕事探しをされた方の割合がかなり高くなっています。そして、ポスドクの方については、JREC-INでの求人探索が多くなっています。

アカデミックでの仕事を探す上では、JREC-INが、最大の情報源であり、ポスドクの方が、このサイト方で就職活動をされたことのある方全員がこのサイトで就職活動をされていたというのは納得のいくところです。

また、求人広告サイトなどの求人情報を利用しての就職活動が多く、大学に直接求人が来る工学系においても学校推薦・教授推薦による就職活動が少ないのには二つの理由をデータから考えました。一つは、修士課程で就職活動をしている人たちに関してです。学校推薦があった場合にも学校推薦を用いて就職活動をしたら仮に内定をとってしまった場合に、その会社に入らなければならなくなるので、はじめから博士課程への進学も視野にいれている場合には学校推薦をつかった就職活動はためらわれるものと思われます。二つ目は、博士課程で就職活動をされている方々で、この方々の場合は、学校推薦自体が利用できず、そのために求人サイトなどを利用して自力で就職先を探さないといけないということになっているように思われます。

また、「その他」としては「共同研究先とのコネクションによる(ただし一時面接のみ免除)」という方もいらっしゃいました。

さまざまな媒体から求人情報が得られる時代とはなってきましたが、現在でも一番頼りにされているものはコネクションであるかと思います。大学の求人でも公募がかかっていてもすでに候補者が決まっているというものがあると聞きますが(すでに決まっているのなら公募を出すなといいたいですが)、企業の求人(特に中途採用)の場合でも、求人広告や人材紹介会社に頼む前にまずは、社員の知り合い関係に適当な人物がいないかあたってみることも多いようです。ハローワークのような公共の職業紹介の場合は、お金がかかりませんが(そのかわりいい人材にめぐり合う可能性は下がりますが)、求人広告を出したり、人材紹介会社を利用するというのはやはりそれなりにお金がかかってしまいます。私自身はコネ採用というものを否定はしません。それが研究グループの活力を高めることにつながってるのであれば、大いにコネ採用もやったらよいのではないかと思っています。ただ、研究リーダーが自分の権力を固めるために従順だけがとりえの人間を採用するといったグループの活力を下げることにつながるのであれば、やめるべきだと思います。

さまざまな人間とのコネクションをもつためにも、ぜひ研究成果を積極的に学会、研究会などの場で発信するということをするべきと思っております(学会よりも研究会のようなよりインフォーマルな場の方が交流をもつためには効果的であると考えています)。柳田充弘先生のブログの2005年6月21日分「大学院生はいかに生き抜くか」を共感を覚えながら読みました。その文章の中に、「あなたが5歳以上の先輩的な研究者との親しい関係がなかったら、あなたの将来はかなり厳しいでしょう」というのがありますが、私もその通りだろうと思っています。自分のことを認めてくれ、面白いと思ってくれる人と何人出会えるかがで、自分の人生が豊かにもなればそうでもなくなるということにつながるのではないかと思います。

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リクナビなどの求人広告サイト、求人広告誌33266257398
就職フェア106491102
人材紹介・派遣会社7704334
学校推薦・教授推薦65151171
学会誌・業界誌などの求人広告7702574
JREC-IN14131410109
ハローワーク2112016
ジョブカフェ110106
その他1101027
総数392982710492

表9:就職活動をされた方へ:就職活動において活用されたサービスを挙げてください



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