第44回:大学・大学院修了者の進路および社会への輩出数(人文科学・全体)(1968-2009)


まずは、博士課程について示します。

図1 人文科学系博士課程修了者の進路(満期退学を含む)(1968-2009)

学校基本調査報告書より

図2 人文科学系博士課程修了者の進路別割合(満期退学を含む)(1968-2009)

学校基本調査報告書より

1968年に関してはかなり高い割合が就職をしていることがわかります。このころは大学教員(後で、職業別の数値も示したいとは思いますが)の需要と卒業者数が割と合っていたのかもしれません。もっとも、教わる側のことを考えれば、大学院で養成される人全員が教える適性があるというわけではないでしょうから、あんまり教員になれる倍率が低すぎるのも問題かもしれませんけれど。

続いて、修士課程に関してです。

図3 人文科学系修士課程修了者の進路(1968-2009)

学校基本調査報告書より

図4 人文科学系修士課程修了者の進路別割合(1968-2009)

学校基本調査報告書より

修士課程に関しては、徐々に進学者数が減っているのがわかります。現在こそ、修士課程は、博士課程とはワンセットというわけでは必ずしもない状況にありますが、昔は、人文科学に関しては修士課程への進学は博士課程への進学が前提となっていたのだろうかと思います。というよりは、後の回で記しますが、大学院は、そのうち教員としてお呼びがかかるまで修養を積みながら待つための待機所的なところだったのではないかとも思われます。

続いて、大学学部に関してです。

図5 人文科学系学部卒業者の進路(1968-2009)

学校基本調査報告書より

図6 人文科学系学部卒業者の進路別割合(1968-2009)

学校基本調査報告書より

就職率は基本的に低めであります。載せてはいませんが、68年以前はもっと低かったです。一時期は花嫁修業の一環として文学部に行くという時代もあったと聞きますので、そもそも就職を考える人の割合が昔は低かったのかもしれません。

続いて社会への輩出数に関してです。

図7 人文科学系の大学・大学院からの社会への輩出数(1968-2009)

学校基本調査報告書より

図8 人文科学系の大学・大学院からの社会への輩出数(階層別割合)(1968-2009)

学校基本調査報告書より

見ていただいてわかるとおり、ほとんどが学部卒となっております。




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