博士課程の在籍者の方やポスドクの方の多くは、将来的には助手→助教授→教授というコースに乗りたいと考えていると思います。このコースの入り口は、助手ということになるのですが(助手の採用がどのようなプロセスで行われているのかは知らないのですが・・・)、助手にはどのくらいなりやすいものなのでしょうか?以下に平成元年度〜平成10年度の助手の新規採用数を示したいと思います。(第4回人材委員会資料より)
| 10年度 | 7年度 | 4年度 | 元年度 | ||||||
| 助手採用数 | 6387 | 6189 | 6197 | 5814 | |||||
| 新規学卒者より | 1580 | 25% | 1462 | 24% | 1518 | 24% | 1413 | 24% | |
| 官公庁より | 1157 | 18% | 1166 | 19% | 1131 | 18% | 1234 | 21% | |
| 民間企業より | 1041 | 16% | 1555 | 25% | 891 | 14% | 629 | 11% | |
| その他より | 2561 | 40% | 1979 | 32% | 2595 | 42% | 2501 | 43% | |
この表で、「その他より」というのは、おそらくオーバードクター、研究生、ポスドクからの登用ということだろうと思います。この表を見て気付くことは、助手の新規採用数というものが、この表で示されている期間において、だいたい6000人前後で変わっていないということが一点、そして、どこから採用しているのかと言った点においても、割合にそれほど大きな変化がないということです(ただし平成13年度の新規学卒者よりの助手への採用は、1800人程度にまで増えておりますが、博士課程の修了者の増加にはあまり追いついているとは言えません)。それに対して平成元年から平成10年の間に博士課程の修了者の数は、およそ9500人から13000人にまで増えています。だいたい1.5倍に増えていることになります(平成14年度科学技術白書より)。つまり、助手というポストは博士課程の学生にとって年々なりにくい職になっていると考えることができます。また、「その他」からの採用数もあまり変化していません(平成15年現在でどのように変化しているのか、まだ知りませんが・・・)。つまり、以前は、研究生やオーバードクター、海外のポスドクとしてポストが空くのを待っていた人達が、ポスドク等1万人支援計画によって、国内でポスドクに流れたというだけで、まだポスドクをモチベーションをあげるような登用の仕組みができあがっていないと考えることができます(いまはひょっとしたら若干変化があるのかもしれませんが・・・)。
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