人は現場で伸びる

名前:P.F.さん 

所属:修士課程終了後国立大学病院薬剤部勤務

(国立大学大学院修士課程修了、論文博士)


私の場合は大学4年間では不足を感じ他の多くの同級生同様大学院修士課程に進学しました。私の学部では研究室は極めて家族的、能力はもとより全人格的な評価が重視された雰囲気があります。そういう環境ですので自主性も認められるものの将来のことは主任教授が面倒を見るという古き良き時代の伝統がありました。修士課程修了後博士課程には進学せず、自分自身の長年の家族的な人脈と主任教授および助教授の人脈がうまくかみ合い実務と研究が両立出来る贅沢な職場に就職することが出来ました。その職場で定められたスケジュールの実務をこなしながら試験・研究業務に従事しました。実務から派生したテーマでの研究でしたので化学、生物、物理すべてにわたり広く浅く手がけることになりました。玉石混交の成果(玉はほとんど有りませんでしたが)の一部を纏めて博士論文を作成し母校に申請して博士の学位を取得しました。

以上のような経緯ですので大学の博士課程に進学された方の場合の参考とはなりません。就職は修士課程修了後ということになります。非常に恵まれたと思われることは、職場での学術的な指導に加えて実習生への教育や学部学生への教育の機会が有り大いに勉強になりましたし、自分の仕事の関連分野の学術論文の抄録作成なども上司の了解の下に在宅で手がけその中からテーマに関連した情報・学識を深めることが出来ました。また、新しいテーマもそこから得られた場合がありました。

以上のように私の場合は無理をせず、自分に与えられた機会の中で自分の出来る範囲で、成否はともかく生涯教育に励んだということになります。与えられる機会は様々ですが人は現場で鍛えられ成長するものですから、早く現場を見つけその中でそれぞれに努力を続けることが最善と考えます。



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