就職活動の進め方


博士課程に入ってから、ずっと将来の不安におびえておりました。このように書くと、ならさっさと就職すればよかったのになどと思われてしまいますが、自分の将来に対して漠然とした思いしかもっておらず、割り切れないまま博士課程まで来てしまったのです。そういう状態ですから、自分で将来を切り開くというよりは、自分の研究室の先輩方を通して伝わる将来に対しての展望の開けない状況をただ素直に受け入れている状態でした。

そんな私が今まで見てきたのとは違う人間がいると知ったのは、博士課程に入って2年目の秋くらいのことでした。それは、大学の主宰する産学連携のイベントに参加していたときに先輩の一人から紹介された研究者の方との出会いでした。その方はポスドクだったのですが、その自信に満ち溢れ、積極的な生き方に触れて、自分は何もしないで何をうじうじと不安におびえているのだと自分自身が情けなくなってきました。その方は、求職するときに、かなりの数の研究室(研究者のデータベースに出ているものにも、出ていないものにも)に自分の履歴書と論文を送ったそうです。それで、海外も含めて4箇所か5箇所くらいから採用の旨の通知を受け取っていたとのことでした。その方は言います。「探せば職はある。みんな探さないんだ。」その言葉は、私自身、自分の就職活動を通じて理解をいたしました。

将来に向けて道を切り開くためには、自分から行動を起こすことが大前提になります。待っていても果報は訪れません。そこで、就職活動でどのようなことをしておけばよいかを自分の経験からまとめてみました。

就職活動をする上では、二つのことが重要です。一つ目は、どんな会社があるかを知ることつまり情報収集です。そして二つ目が、自分がどんな人間であるかを知ること、これは自己分析、研究概要にあたります。どちらも大事ですが、実際に募集に応じる場合に、二つ目がしっかりとできていないと書類選考で落ちます。

また、最近は、企業を知る手段としてインターンシップが市民権を得つつあるようです。インターンシップも情報収集の一助になると思われます。これについても触れてみましょう。

情報収集

まずは、どんな会社があるのかを調べないといけません。調べてみると案外と魅力的な会社があるものです。私の場合も、リクナビで見るまで存在もしらない会社に行くことになったのですから。だいたい以下のルートが考えられると思います。

自己分析・研究概要

面接に臨むためには、博士課程の学生に限らず、理工系の職種に応募する場合は履歴書(エントリーシート)と研究概要の提出をしないといけません。博士課程の学生の場合は、特に専門性をチェックされますので、研究概要が重要となってきます。研究概要で相手を納得させられないと書類選考で落ちる場合があります。以下、自己分析と研究概要を書く上でのポイントを書きます。

自己分析が終われば、あとはエントリーシートに自分が分析した結果を書き記していくことになります。エントリーシートを書く上での留意点を簡単にまとめてみました。

研究概要と少しだぶってしまうかもしれませんが、専門性については、気にされている方が多いのではないかと思います。自分自身の就職活動から少したち、当時のことを振り返って、思ったことをつづってみました。

面接に臨むにあたっての心構え

RABさんの就職活動報告

Up:2005.9.21

「博士のための職業紹介」でモニターもしてくださったRABさん(現在、情報系博士課程3年)の就職活動報告です。これから就職活動をする方々にとって参考になるものと思います。
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