最近、ポスドク・博士学生のキャリアパスに関する問題は、学会のシンポジウムやマスコミなどでよく取り上げられるようになっており、この問題について議論をしていこうという雰囲気があらわれつつある。しかし、現状では、その取り上げられ方は単発的であり、議論の広がりと深まりはみられていない。そこで、まずは参加者相互で各人の問題意識(その前提も含めて)を共有し、継続的に議論を重ねていくことで、問題意識を深め、課題を明らかにしていくことはできないだろうかと考えた。今回は第一回目の会合であり、参加者各人の立場からポスドク・博士学生のキャリアについての問題意識に関して考えを述べていただいた。
当日は名古屋大学キャリアパス支援室主催のキャリアセミナーの後に実施することになっていたのですが、その流れでその後、座談会をやるのは雰囲気的に厳しく中止しました。ただ、当日は、キャリアセミナーの講演やその後の懇親会でさまざまな方と意見交換をすることはできましたので、その結果を「雑感」「名古屋大学キャリア支援室主催のキャリアセミナーに参加してきました」に記しております。
ポスドク問題に関しては、企業の採用に関する体質の問題、本人の資質や能力の問題、大学と産業界のミスマッチの問題、研究室での教育の問題など、さまざまな角度から課題があるのではないかと指摘されているが、現在のところ広く深く議論はなされていない。そのため、できれば直接的に関係のある学生、ポスドク、大学の先生方で率直にポスドク問題について意見交換をおこない年代や専門の相違などの相違を踏まえて議論を広げる機会を作りたいと思い、今回の座談会を企画した。
研究分野、おかれている状況により学位に対する認識の相違があるように感じられ、博士課程におけるキャリアパスの多様化を求めるときには慎重な姿勢が求められるのではないかと考えた。今後、さらに座談会を重ねていきたいと考えている。
「科学技術関係人材のキャリアパス多様化促進事業」の企画評価委員の座長もつとめておられる筑波大学の小林先生に講演をしていただきました。講演では博士の供給過剰問題とポスドク問題の歴史的な流れの整理をおこなっていただき、その後、ポスドク問題に関しての捉え方について整理をいただき、最後に今回の4月に採択機関が定まったキャリアパス多様化事業に関しての概要についての説明と企画評価委員として感じている困難に関して話していただきました。この事業は、今後、大学院のあり方やポスドクのあり方について、悪い方向にもよい方向にも振れる可能性があると思います。このサイトをご覧の皆様には積極的な関心をもっていただけるようお願いいたします。
現在、ポスドク、今年3月で博士課程を修了された方から博士課程の一年の方まで合計12名の方に参加いただきました。分野としても幅広く化学系、ライフサイエンス、情報系、人文系、社会科学系、材料系といった分野の方に参加いただきました。博士号取得者の採用に積極的な企業の求人情報に関しての説明と個別面談をおこないました。まともな仕事(学歴やこれまでに身に着けてきたスキルや知識に見合った処遇や社会的評価が受けられるような仕事)がありそうなことを知ってもらえたことが、これからの就職活動において大きな励みになりそうだという感想もいただきました。また、個別面談中は参加者同士での雑談の時間となり、親睦も深めてもらえたようです。今回の試みが、参加者の皆様の今後の就職活動においてプラスに働くことを切に願っております。
文部科学省の小野賢治様をお招きして、第3期科学技術基本計画の人材関連の部分に関して解説をしていただきました。また、これからの社会にとって必要な人材について考える上で、3名の方に実体験を語っていただきました。米国でポスドク経験のある福士様からはNIHのグラント審査に係る仕事の内容を話していただき、、それに係る人の育成に関して話をいただき、シリコンバレーのベンチャー企業勤務経験のある中村様からの波乱万丈の経験談をうかがい、国内のポスドクから行政関係の仕事に転じられた中谷様からは、仕事としてのポスドクは果たして魅力的なのかどうかという点について示唆に富んだお話をうかがいました。
製薬会社の主任研究員である松本光之様を講師にお招きして、「会社での研究生活、結構楽しいですよ」というテーマで話をしていただきました。当日は15名の方に参加いただけました。
IMAnet,Inc代表である八木博様に自らの人生経験を元にして、いかに充実した人生をおくるかについての講演をしていただきました。19名の方が参加してくださいました。